1月6日エレファントカシマシ新春ライブ@渋谷公会堂・短評

新年最初のエレファントカシマシライブに行ってきました。

C.C.Lemonのつかない渋谷公会堂。でもホール正面に渋谷公会堂の看板がないことを見るとまたいずれネーミングライツしそうな雰囲気ではある。

渋谷公会堂といえばこれ以来ほぼ2年ぶり。というか渋谷自体2年ぶり。

さてさて、約10分押しぐらいでスタートしたライブ。座席は1階のひとケタ台で、ほぼ中央でした。それぞれの動きを細かく確認できてよかったです。

セットリストや詳細なレポートはid:mpdstyle(サク)ちゃんにおまかせするとして、個人的な感想を短評で。

今日のセットリスト、私は好きです。本当は弱っちいんだけど意気がる、強がるところがエレファントカシマシだと思ったりしているので。というか、私はみやもっさんに恋愛の甘さや切なさを正直求めてないんだと思う。みやもっさんの甘さは缶コーヒーにさらに砂糖追加されたみたいで、平常時には結構キツイ。(笑)

Soul rescueを又聴けるとは思いませんでした。私にはこの曲が6日の白眉。というか、DEAD OR ALIVEやらgood morningやらライフやら俺の道やら扉やら、あの辺の楽曲が今この状況にうまく合っていると思うんですよ、ここ2年ぐらい。あの頃って結構演奏する側も聴く側も第2次修業時代という雰囲気だったけれど、何ででしょう。お金の余裕は心の余裕?(笑)いい意味でその頃の自分たちを客観視できるようになったからでしょうか。

ホーンセクションとストリングスが入ったのもよかったです。こういう生音の厚みはすごくいい。ホーンセクションのみなさんもストリングスのみなさんも、このライブをまず自分たちが楽しんでる雰囲気が伝わってきてわくわくしました。だけどなぜキーボードが入ると(以下略...)

この日の爆笑ポイントは笑顔の未来へ(だったっけ?)で見せたひょっとこ顔と、民主党を離党した議員たちが設立した「新党きづな」に対して、「きづな」の「つ」に点々のところをやたらと強調して「時流に乗ってます」と発言したときです。(笑)

ちなみに私はライブ中に半分ぐらいは別のことを考えていて、この日よく考えていたのは自分の将来のことでした。

30も半ばを迎えてようやく自分の目指したいことが分かったものの(税理士とFPの資格をとって独立し、個人の生活設計を中心としたファイナンシャルプランニングの仕事をすること)、正直なところ「大学に行っておけばよかった」「もっと早くに気付けばよかった」「こんな自分の夢を語ったら人に笑われるんじゃないか」「こんなに難しい試験、この年齢から挑戦して本当に大丈夫?」等々の後悔や迷いが生じていたのです。

でもみやもっさんって作品の中で迷いはしてるけど、自分が音楽で食べていく、音楽で生きていくってことに対しては迷ってないと思うんですよ。他のメンバーもたぶんそう。みやもっさんの才能を疑ってないと思う。

自分の夢はまず自分が真っ先に信じるべきで、その信じる力が夢を実現させるためのエンジンになるってことをエレファントカシマシの音楽やらライブやらで感じるようになりました。

とにかく行ってよかったです。どうやらまたライブがありそうな雰囲気なので次のライブまでに少しでも自分が夢に近づいていますように。無事にその日を迎えられますように。