デビュー戦

みなさまこんにちは。


知っている人は知っている、知らない人は全く知らない天下御免の向こう見ず、くにーと申します。以後お見知りおきのほどを。


世の中の男女もすなる子作りなるものにようやく取りかかりはじめたわけで...


結婚してから6年経ってようやく漬け物石のように重い腰を夫婦揃ってあげたわけで...


夏休み最終週の小学生のように焦って、病院で何度も検査しましたですよ。


ベストタイミングを計って何度も卵巣の様子をチェックしましたですよ。


「きれいな子宮ですね」なんて言われて、キャッホ♪キャッホ♪ルンルン☆しちゃったですよ。


病院から「この日の朝に子宮内に写生射精してもらってそのまま受診して下さい」*1って言われたんで夫殿に頼んだら、勃たなくてすったもんだのあげく逆ギレされ、泣いた日もあったさ。


それから2日後にようやく出来て、次の日病院に行ったら「排卵もしてるし、元気な精子ですよ」って顕微鏡見せられて、夫殿の分身が泳いでるところを見たさ。


そんな状況で私がやることと言えば、そう「果てしない妄想」さ。


出産費用の心配やら、ベビー用品の手配の心配やら、学資保険の心配まで、「おいおい、まだ妊娠したって決まったわけじゃねーだろ」って一億総ツッコミされても、「だから何?」って田舎のヤンキーよろしく睨み返してたさ。


そんなこんなで生理予定日より1週間経っても生理が来ず、基礎体温も高い。血の混じった下り物が出たけど、着床出血って事もあるらしいので、wktkで病院に行ってみたよ。


尿検査の末、聞いた結果は


「妊娠はしていません」だったよ。


そうさ、どんなにタイミングがあっても妊娠する確率は10%〜25%って本にも書いてあったじゃないか。


まだはじめたばっかだし、最初からスムーズに行く訳なんてないさ。


そもそも「子供なんて無理してまで要らない」なんて、前は平気で言ってたじゃないか。


や、やばい。意識を集中してないと涙が出そうだ。


努めて明るく振る舞って、診察室を出ると、待合室の妊婦さんや子供たちがやけに目に入って、それでまた涙腺崩壊の危機さ。


空元気で受診料払って病院を出て、夫殿にメールで結果を伝える。ここでも涙腺崩壊の危機がせまる。


動揺してるのか、自宅まで徒歩数分のところでバスに乗ってすぐ降りて、停留所の目の前にあったコンビニで食料を大量に買い込み、家に帰ってワシャワシャ食い始めたよ。号泣しながら。


猛烈な恥ずかしさと、猛烈な後悔が一緒くたになって、間歇泉のように吹き上げ、涙となってあふれ出た。えっく、えっく。


食い過ぎで胸焼けになり、吐きそうになる。気持ちわり〜。


何もやる気が起きなくて、絶好の洗濯日和だというのに寝た。現金なもので、食って泣いて寝ると、そこそこ立ち直れちゃうんだよね〜。


で、いまようやく起きてこの日記を書いているところ。


「最初っから重すぎて引く」と思ったそこのあなた!ごめ〜んちゃい☆

*1:いわゆるひとつのフーナー試験