壮大な告白

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

以下、読後の感想。(ネタバレあり)
今回の巻、今まで読んだ中で神がかり的な巻だと思うのですが、特に52話の最後!

あんな壮大な告白ってないだろうと。もちろん零にとってもひなたにとっても、そんな恋愛的意味で言ったり受け取ったりしてないだろうし、零自身そんな意識ないだろうけれど、結果としてあれほど、零のひなたに対する愛情表現ってないだろうと。

恩を返すってはそれだけ相手を愛し(性的な意味でなく)、尊敬しているから出来ることで、それを一生掛けて行うって訳ですから、こんなに崇高な愛はないですよ。

将棋関連では柳原棋匠と隈倉九段という新しい主要人物が出てきました。柳原は飄々としてしたたかなキャラクター、隈倉九段は武骨でストイックなキャラクター。特に柳原は狂言回しとしての役割が期待できますね。

将棋の指せない棋士好きとしては、作中の人間将棋ネタとかお菓子ネタとか昼食ネタとかホント大好きなんですがw、そういう楽しみ方もこのマンガで広がればいいな〜と思ったりします。

6巻はひなたのいじめ問題がテーマになるのでしょうが、すっきりした解決が難しい事柄だけに(偶然でしょうがこのところ、ニュースやら雑誌やらこの巻やらでいじめの話題を考えさせられる機会多い。)どうやって落としどころをつけるのかな〜ってのが気になります。