季節は巡る、頭も巡る。

ここ1ヶ月ぐらい「子どもや夫との暮らしが楽しみだなぁ私って幸せだな、恵まれてるな〜」と思いつつ、ふと「死にたい」なんて漠然とした不安が浮かんでしまうことがあり(すぐに消えるんだけど)、「これもいわゆる『マタニティ・ブルー』ってヤツなのかもしれない」、なんて思ったりする今日この頃です。

「この漠然とした不安って何なんだろ?」と思うと「後戻りできない不安」なのかな〜なんて思うのです。子どもを育てるってことは、そう簡単に投げ出したり出来ないし、思い通りにならない存在に一定期間振り回され続けないといけないってことでもあり。その辺りがやっぱりどっか怖いのかな〜って。

自分の人生どうなるんだろう?って不安もあります。別にバリキャリを目指していた訳じゃないけれど、いずれは働かないといけないな〜ってのはあって。*1

しかしながら自分の人生を振り返ってみると、私が産まれたときから母親は働いていて*2、幼稚園や学校から帰っても家に母がいなかった*3ってことが、私の中では思い出すだけで涙が出てしまうような、寂しさの体験として残ってるんですよね。

自分と同じ思いは自分の子にはさせたくないな〜っていうのもあるし、贅沢しなければ夫の給料でなんとか家族3人暮らしていけるっていう、この時代にしては恵まれた環境にもあるから、専業主婦で生きていこうと思えばいけるのかも知れないけど、それってやっぱりリスクでかいよな〜って思いもあるのです。夫にもし万が一のことがあったら、一気に貧困家庭の仲間入りだし。

そうなると10年以上のブランクあるよりは、早めに何かしらの職に就いた方がいいのかな〜とか、そもそも双方の実家にも頼れない状況で仕事なんて出来るのか〜とか、そもそも自分はどういう仕事をして生きていきたいのか〜なんて根源的な悩みにまで行き着いてしまったり。

家事にせよ、子育てにせよ、賃金を貰って働くにせよ、置かれた環境の中で自分が出来るときに出来ることをしっかりやっていけばいいんだけど、「自分の生き方をどっか定めてそれに向かって邁進するのが良し」とされるような価値観に囚われているからこそ、こういうフラフラした生き方を自分がしていることに不安が募るのかもしれないな〜。

結局は「なるようにしかならない」って結論に終わるんだろうか。

*1:実際、夫にもそういわれてる

*2:一家で経営していた会社が私の産まれた年に倒産し、借金返済と生活のために働かざるを得なかった

*3:面倒は同居していた祖母がみてくれた