エレファントカシマシ@日比谷野外音楽堂一日目 短評
先日、エレファントカシマシの日比谷野外音楽堂ライブを観に行った。
今回の野音、チケット争奪戦が近年まれに見る凄まじさで、今までチケット確保が出来ていたイベンター会員経由では全く取れず、チケット販売会社の先行でも取れず、一般発売でも取れずでほぼあきらめムードだったのだけど、友人経由で1枚チケットを幸運にも譲ってもらう事が出来、一日目だけ参加することが出来た。
今年の野音、まずはリハーサル時のみやもっさんの頑張りに驚いた。今までは結構なぁなぁで歌ったり、ハミングで済ましたりしていたこともあったのに、今回はリハーサルから全力。本人の調子が良いのか、気合いの入り方が違うのか。
本編においても、調子は変わらずで声の伸びが素晴らしかった。このところ腹筋で鍛えているそうだが、やはり合唱団時代の基礎の部分が凄いのだろうなぁと、10年ほどファンをやっていて、このときほどつくづく感じたことはない。
また今回は、武道館の時と違い、昔の曲をやるときは何度かサポートの二人(蔦谷氏と昼海氏)が抜けて4人編成になるときがあり、それがとてもうれしかった。
遁生は、今のみやもっさんが歌うと嫌みがないなぁとも思った。過去の自分に追いつくとは、どんな気分なのか。
エレファントカシマシにおける野音ライブは「クロニクル(年代記)」という位置づけになると勝手に思っているのだけれど、二日目のセットリストも見ると、今回はベストアルバム発売直後のライブと言うこともあって、さらにその意味合いが強いように感じた、今年の野音だった。
二日目の部分が来年の春にDVDとして発売されるそうだから、観られなかった分、期待して待ちたい。