エレファントカシマシ新春ライブ1日目・短評

セットリストは既に出ているところがあるので検索してみて下さいまし。

昨日のみやもっさんは、ちょっと喉の調子が悪そうだなぁという印象。それでも伸びるところは伸びるから、やっぱりこの人は地が違う。

2曲目で「真夜中のヒーロー」が来たのは「おおっ!?」と言う感じでびっくり。

全体的に曲の入りでテンポを上げたがってる時が多かったとも思う。いつもは1回歌って締めるところを2回にしてみたりとかも。

ステージ上のメンバーが「えっ?ここテンポ上げるの?」「えっ、このパートもう一回?」って感じの緊張感が2階席の後ろにも伝わってくるってどうなんだwww

毎度の事ながら「早いよー!」とか、「急すぎるよ〜!」とかハラハラしてしまうのだが、それでも合わせるのがメンバーの凄さ。

あと思ったのは、みやもっさんはメンバーを大人というか、一人の職人としてようやく扱うようになったんじゃないかなぁということ。

昔からの友人関係の延長でみやもっさんには良くも悪くも甘えがあっただろうし、ステージ上で(表面的にはw)宮本絶対王政を強いていたのと違い、それぞれの職域を「歌係」を自認するみやもっさんが、しっかり担当に任せるようになった感じがする。

「俺様の音楽を一音一句すべて感じろ!考えろ!思え!」みたいにメンバーを脅迫する感じが薄まったのかもしれない。

また、「ゴッドファーザー」や「すまねぇ魂」や「化ケモノ青年」を聴いていたときはふと「これはみやもっさんの復讐なんじゃないか?」と思ったりもした。

これらが発表された頃、彼らは再びセールスでの低迷を余儀なくされた。

今こうしてたくさんの賞賛をされるようになってから、これらの曲が新たな賞賛と共に迎えられたことを、みやもっさんはどのように思っているのだろうか...

そういえば、ライブ中に、一昨年亡くなった友人と似ている人がさっと私の前を通った。

思わず「あぁ、彼女もちゃんと来たんだ」と涙が出そうになった。