介護は行政サービスに頼れ。それなら育児は?


最近の虐待報道とかこの記事を見てても思ったこと。

介護の世界は行政の介護サービスにどんどん頼って家族で抱え込まないようにするのが現代では良しとされるのに、子育ての世界はどうだろうか?なんてことを思うのです。

介護も子育てもある意味、コミュニケーションが上手く取れなかったり、身体がままならない人を世話する点では同じようなもんだと思うのですが、介護に疲れた家族がデイサービスやショートステイ使ってリフレッシュする使うのはアリでも、親が育児に疲れて一時保育に預けてリフレッシュする時にすんなり「良いんじゃない」って言える空気あるかなぁと。この差って何なんだろうな〜と。

子育て中に親が自分の趣味で遊んでばっかだったり、全く世話をしないってのも困りものだけど、だからって親がずっと子どもにつきっきりで自分の自由時間を全く持たないってのもそれはそれで異常だと思うんだよなぁ。

けれども、「親(特に母親)は付きっきりで子どもの面倒見るのが当然。自分の時間なんてもってのほか!」って意識がどっかにあるんですよね、周囲の側にも親の側にも。もちろん私自身にも。

とはいうものの、密室で抱え込んで思い詰めて自分の精神を病んだり、子どもに虐待するぐらいなら、思い切って行政サービスや一時保育やベビーシッターを使った方が良いんじゃないかなぁ。

だって、子どもを預けることに文句付ける人たちは、言うだけで直接助けてくれる訳じゃないんだから。気にしたってしようがないし、預けたから事故や急変が起きる訳でも、自分で面倒みたら事故が急変が起きない訳でもないんだし。

もちろん預け先との相性もあるだろうし、良い思いだけじゃなく悪い思いも経験するだろうけれど、やりながら自分のベストを見つけていかない限り、こういうことは最善の答えは出ないもの。まずは一度サービスを使ってみることだよな〜と。

私はこれから子供を産んで子育てする身ですが、わが家は双方とも実家が遠方なので、親の替わりと思って行政サービス等を使います。

子育ての世界も介護の世界と同じように、親が行政サービス等を積極的に使うことが良しとされるようになればいいなぁと切に願う今日この頃です。